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フェアリー デルタ1
フェアリー デルタ1(Fairey Delta 1又はFD1)は、デルタ翼の飛行特性と遷音速領域での操縦性の研究のためにフェアリー・アビエーション社で製作されたイギリスの実験機である。試験においてFD1は好ましくない操縦性と安定性を示したことで、続く2機の発注はキャンセルされた。本機はイギリスで最初に設計されたデルタ翼機であった。 == 設計と開発 == 元々は垂直離陸機(VTO)戦闘機として考えられていたが、提案された機体は傾斜した発射台から離陸するように意図されていた。既にフェアリー社での初期の設計段階で軍需省は、本機を軍需省要求仕様 E.10/47に合致するより一般的なターボジェットエンジン付きの実験機として製作することを決めていた。フェアリーR型設計案は、円形断面の胴体と機首先端に空気吸入口を持つ中翼配置のデルタ翼機であり、エンジンはロールス・ロイス ダーウェント 8 遠心圧縮式ターボジェットエンジンを搭載していた。遷音速機として設計されていたが、デルタ1は同社の次の設計である細身で流麗なフェアリー デルタ2とは全く異なる短胴の太い胴体を有していた。「フェアリー デルタ」("Fairey Delta")の名称が与えられて3機が発注されたが、後に名称はフェアリー デルタ1(FD1)に改称された〔Winchester 2005, p. 254.〕。
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